突然ですが問題です。コオロギは成虫になるまでに何回脱皮すると思いますか?
正解は、8回です!
孵化後成虫になる約1か月の間に8回の脱皮を行います。8回目の脱皮の際に羽が生え、成虫となります。羽が生えることにより、オスが鳴き繁殖が始まります。メスは羽が生えても鳴くことはありません。
食用コオロギとして出荷する際は、使用する用途によって出荷時期が異なります。羽が生えた成虫で出荷した商品は、固体が大きく食べ応えがあるのでそのまま食べていただいたりトッピングや出汁をとることに適しています。
羽が生える手前の状態で出荷した商品は、パウダーに加工します。個体がまだやわらかい為加工することに適しています。
またコオロギの脱皮や糞は、窒素・リン・カリ・カルシウムやマグネシウム等が豊富で肥料としても優れています。
昆虫食は、まだまだこれから発展していきます。食料品としてだけではなく、肥料や飼料、美容品などへの活用法も進んでいます。多様な面で昆虫食に期待をし、注目していただきたいと思います!